

他に類のない個性。ビネガーを思わせる酸の裏側に旨みがあり、さまざまな香りの複合と合わさって後をひく。
舞美人 2018年醸造 純米吟醸古酒
ヴィンテージ(醸造) | 2018 |
熟成年数 | 5年 |
- 2000年代
- 5000円未満
- 5年以上~10年未満(熟成)
- 食中酒(前菜以降)
- 薄黄、薄緑
- すべての商品
- 醸造元:美川酒造場
- アルコール度数:15度-16度
- 容量:720ml
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【20歳未満の飲酒は法律で禁じられています】
はっきりと酸を感じさせる香りから始まるが、口に含むと柔らかな酸味と旨みが心地よい。
フローラルな香りや柑橘の香りが組み合わさり、オレンジワインを思い出させるようなお酒です。
合うものも、油を感じさせる料理から、ナッツ、チーズ、ドライフルーツまで、幅広い。
蔵元さん曰く:
“地元の農家さんから、ピロール農法※で作ったお米からお酒を造りたいという依頼を受け、醸したお酒となっております。
ワイングラスで飲むのがおすすめです。“
※ピロール農法
ピロール農法は、光合成を行うラン藻を土の中に繁茂させ、そのラン藻が二酸化炭素を吸収して酸素を土の中に産み出すことで、「酸素欠乏」という問題点を克服した農法です。
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試飲チームの評価
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上野 伸弘
(熟と燗 バーマスター / 刻SAKE協会 常任理事)ビネガーを思わせる力強い酸の香り、熟れ鮓や古漬けの香ばしさ。
味わいでは酸味は強いながら棘がなく、口中を流れ去って行くというイメージで至って心地良い酸である。余韻も同様で何かを頬張りたくなるお酒。 -
石渡 英和
(元国税局主任鑑定官)(冷や)
山吹色のテリが良い。上立ちは酢酸の香り、粕の香り、強烈なインパクト。
含み香は柑きつ系の香り、フローラル、オレンジワインを想起させる。
乳酸と酢酸のシャープさの後に、旨みが広がり、味わい残る。
(燗)
強い酸の香り、酢酸。漬物のような香りも。
含み香も酸のアタックが強く、酒粕の香り。
出汁のような深い旨み。味に幅があって、非常に個性的。
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戸田 明子
(日本酒肉研究所 ITTEKI 所長)(冷や)
シェリービネガー、みかんの皮、ベルガモットの深みある香り。酸味のインパクトが強く、好みは分かれるところだろうが、香りとの相乗効果、甘みとのバランスで、私には好印象だった。
フローラルな香りを持つまるでオレンジワインのようなお酒。
(燗)
インパクト大。
バイオレットのようなニュアンスのある香りが面白い。酸っぱいのだが甘味と調和しており、たっぷりとした旨味も感じる。
クセはあるがつい後を引くお酒。食中ならおこげのあんかけ、
または食後にバニラ系デザートと。55℃~65℃がおすすめ温度。 -
山内 祐治
(湯島天神下 すし初 四代目 / 第1回J.S.A. SAKE DIPLOMAコンクール優勝)(冷や)
強い酸の香り(酢酸・乳酸)、米酢(赤酢)
ワインと見まごうしっかりとした酸
ジュラ地方のワイン原料となる葡萄品種、サヴァニャンを思わせる。
強いファンがつく可能性の高いお酒。
(燗)
赤酢のような酒粕を思わせる風合いをもち、ほとばしるような酸と香ばしさが特徴的。
余韻に残る酸の味わいの良さが持ち味。炙りのシメサバ。脂の強いところを酸でいきたい。
65℃でまとまりが出る。酢コンブの様な旨味をもつ。ガリにも合う。
蔵元紹介


美川酒造場
1887年(明治20年)創業、現在6代目蔵元 美川欽哉が代表として経営しています。今年で135年目を迎えます。酒蔵の場所である福井市小稲津町は、福井市の南東部に位置した田園地帯で、東部に足羽川、北部に福井県立図書館、南部に北陸自動車道福井インターがあり、JR福井駅からも車で15分という、風光明媚でしかも交通機関も便利な所です。
創業前は、稲作農家の地主であったため、収穫されたお米と豊富な地下水を利用してお酒造りを始めたことが、今に受け継がれています。今現在も、酒造業では全国的にも珍しい自社田があり、地元の契約農家様と計画を立てながら、酒米である山田錦や五百万石の品種を作付して、原料米全体の約30%を自社田で賄っており、将来は日本酒のテロワールを確立していきたいと考えています。