前回お伝えした「低温貯蔵」「常温貯蔵」に続いて、今回は熟成スパークリングの典型的な味わいについて。
日本酒の中には、新酒で微発泡の刺激を楽しむものや、うすにごり・おりがらみといったにごり酒の一種まで、発泡性のものが色々とあります。
その中でも、熟と燗が扱うのは、シャンパーニュと同様の瓶内2次発酵という手法で作られ、蔵内で寝かすことで魅力を増した熟成スパークリングです。(awa酒という呼称を許されたお酒でもあります。)
瓶詰めした後にも発酵が進み、泡がお酒に溶け込み、その後酵母のおりを取り除いてから更に熟成。心地よい泡立ちを残しつつ、複雑な美味しさを感じさせてくれる魅力あふれるお酒です。
良く飲まれるドライなシャンパーニュとの違いは、日本酒ならではの旨み。
熟成によるトーストのような香りが心地よく、そこに控え目な甘みと旨みが相まって、シャンパーニュとはまた違う世界観を感じさせてくれます。
当社オンラインショップでもお求めいただける「七賢スパークリング Expression 2006」は、仕込みの際に2006年に醸造され熟成された大吟醸酒を使用。その後の発酵プロセスでも2種類の酵母を使うことで、力強い泡立ちと複雑な香り・味わいを両立。
◇ 七賢スパークリング Expression 2006 720ml
価格:22,000円(税込)
また、本数が非常に限られていますが、「THE MIZUBASHO PURE 2008」は、細かい泡立ちと熟成によるまろやかさを感じさせてくれる逸品です。(限定販売のため、ご希望があれば、Contactよりお問い合わせください。)
◇ The MIZUBASHO PURE 2008 720ml
価格:33,000円(税込)
どちらも、フォアグラのようなしっかりした前菜、あるいは脂の乗ったスモークサーモンのサラダ仕立てなどとも相性が良く、食事とお酒の相乗作用を感じさせてくれます。