熟成年数による違いを楽しむ

熟成年数による違いを楽しむ

 

お客様から良くいただくのが「そもそも熟成すると、お酒はどう変わっていくの」というシンプルかつ本質的なご質問。

化学的・物理的なお酒の変化をご説明したり、熟成後の姿を変化させる「元々の酒質設計」や、「熟成温度の違い」について、お話ししたりするのですが、、

本当は、熟成年数の違うお酒をお飲みいただき、違いを感じていただくことが一番だと思います。

  

例えば、岐阜県飛騨の白木恒助商店が醸す「達磨正宗」。

3年以上熟成させたお酒をアセンブラージュした「熟成3年」、10年以上の原酒からなる「10年古酒」という2種類を飲み比べると、時間がお酒に与えてくれる力をしみじみと感じることができます。

どちらも同じ7号酵母を使って醸造した70%精米の純米酒ですが、3年超熟成の山吹色が10年超で琥珀色に変わり、旨み・甘味・酸味と香りがより複雑さを増して魅力を高めていることがわかります。

ペアリングで魅力を増す料理も異なり、「熟成3年」にはクリーム系のソースをかけた若鶏のソテー、「10年古酒」には黒酢の酢豚がどんぴしゃりでした。

ぜひ、皆様もお試しください。

 

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