
「手」で作る長期熟成で真価が発揮されるお酒
分福 純米辛口 大古酒蔵内18年
ヴィンテージ(醸造) | 2006 |
熟成年数 | 18年 |
- 10年以上(熟成)
- 2000年代
- 5000円未満
- すべての商品
- 燗好適酒
- 薄黄、薄緑
- 食中酒(前菜以降)
- 醸造元:分福酒造
- アルコール度数:16.5度
- 容量:720ml
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【20歳未満の飲酒は法律で禁じられています】
今の社長が酒蔵を受け継ぐにあたり、”手造り”を意識しながら引き継ぎました。中途半端に機械に頼らず、できる限り作り手が、その”手”で触れて会話をしながら醸す蔵元です。
力のある旨味のしっかりしたお酒を志しており、熟成していきながら真価が問われるように作られています。
当然、長期熟成に耐え得るお酒です。華やかさを追い求めず、一見地味ですが、力を秘めた旨さが魅力。
味のしっかりしている鍋料理、特にお肉が合うような鍋にはぴったり。
旨みを掛け算にしながら、口中の油分を切ってくれます。
- おすすめの飲み方
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- 保管方法
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- お届け日・配送料について
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試飲チームの評価
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上野 伸弘
(熟と燗 バーマスター / 刻SAKE協会 常任理事)(冷や)
青い、枯れ草、シナモンのような香り。
刺激はないが、他のお酒よりもパワーが感じられる。
比較的心地よい酸味と共に旨味がストレートに伝わってくる。潔いお酒。
口に入れるとパッと味わいが伝わってきて旨味を備えながらもキレが有る。
口中ではゆりのような香りがして、戻り香も心地よい。余韻は長くないが切れがあったあとに綺麗に鼻孔をくすぐるような香りも楽しめる。キレが良いので飲み飽きしない。16年経っているわりにはまだまだパワーを秘めているお酒。
(お燗)
冷でのむと舌のセンターをストレートにかけぬけるのか、燗だと舌全体に膨らむような感覚が楽しめるお酒。
お燗をつけたほうが余韻まで楽しむことができる。ぬけと切れの良さから口中に味わいが広がって余韻も長く感じられる。旨味自体もワイドに感じられるのでお燗で化けるタイプ。
冷やでも燗でも、飲み疲れないお酒。
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石渡 英和
(元国税局主任鑑定官)(冷や)
カラメル、バニラのような上立ちと甘焦げた含み香。
酸味、渋みで味しまり、熟成香の余韻残しながらキレ味素晴らしい。
一番の良さは、熟成香の余韻のキレ味。
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戸田 明子
(日本酒肉研究所 ITTEKI 所長)(冷や)
とろりとした非常になめらかなお酒で、レーズンやクルミのような香り。名前に辛口とありますが甘さが心地よく伸びてきて旨みもあり、最後にキレ良くフィニッシュする感じ。
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山内 祐治
(湯島天神下 すし初 四代目 / 第1回J.S.A. SAKE DIPLOMAコンクール優勝)(冷や)
16年は香ばしさを中心にしつつ、品のよい酸が支えるイメージです。ビスケット感があり、クラッカーにゴーダチーズで行きたい。ハイクオリティーなスタンダードともいえる印象。
蔵元紹介


分福酒造
文政8年(1825年)、初代 毛塚友吉により館林城下南西部の本紺屋(現在の市内仲町)にて創業。 屋号は「丸木屋」。酒の代表銘柄は「分福」。「福を分ける」という縁起のよさと、館林にまつわる伝説「分福茶釜」にちなんで命名されました。 昭和29年(1954年)、社名を分福酒造に変更。 以下、蔵元からのメッセージです。 酒造りの姿勢においては、赤城山系の自然水、契約栽培での自然栽培米や、地元館林地区での栽培にこだわった酒造好適米を原料に、昔ながらの手造りにて酒を醸すことにこだわっています。 本社店舗(毛塚記念館)は、館林の駅そばの仲町にあり、国の登録文化財に指定されています。 全ての日本酒が熟成することによって、より旨味を増すとは限りません。酒造りは「一麹、ニ酛、三造り」と言われますが、それは単なる優先順位ではなく、どの工程においても、常に状態を見極め、しっかりとした味を構築する技が求められます。そのような芯のある酒であって始めて十数年以上の長期熟成に向くと考えています。 また当社は、通常の火入れ後の常温熟成酒の他に、生原酒の氷温熟成にも力を入れています。元となる酒をしっかり造ることは当然ですが、使用米の特長によっては、最低三年以上の熟成を前提に、上槽時にはあえて味を「硬く」造るなどのことを実行しています。