
純米酒の先駆け、かつ熟成の魅力を引き出す手法にも長けた神亀酒造が手がけた純米吟醸熟成酒。
神亀 小鳥のさえずり 純米吟醸酒 2016
ヴィンテージ(醸造) | 2016 |
熟成年数 | 7年(氷温) |
- 2010年代以降
- 5000円未満
- 5年以上~10年未満(熟成)
- 食中酒(前菜以降)
- 燗好適酒
- 薄黄、薄緑
- すべての商品
- 醸造元:神亀酒造
- アルコール度数:16.5度
- 容量:720ml
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【20歳未満の飲酒は法律で禁じられています】
お酒の上槽後にマイナス10度で取置することでお酒を安定化し、バランスを整え、その後温度を上げて熟成させるというかたちを取ることで旨みを醸成させることを心がける酒蔵の代表作。
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試飲チームの評価
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上野 伸弘
(熟と燗 バーマスター / 刻SAKE協会 常任理事)(冷や)
吟醸香を留めながら緩やかに軽く香ばしい熟成香が漂って来る。味わいはバランスが整い、強い主張を醸し出す物ではなく、綺麗な余韻を残し緩やかに消えてゆく。
程よい渋苦が温める事で旨みへと変わり、ボリューム感を増幅させるだろう。
(燗)
釜炊きご飯のうっすら焦げた芳ばしさ、含むと豊かな旨みが広がり酸味がその旨味を支える、味わいのキレが良いのに旨味の余韻は長く続き次の一口を誘う。購入後にもう少し熟成を重ねてみても。
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石渡 英和
(元国税局主任鑑定官)(冷や)
淡い山吹色。上立ちはやや蒸れた香り。
含み香に甘みと軽いメープルシロップ(ソトロン)の香り。
ほのかな甘みと酸のバランスが良好、軽いニガみで味がしまる。
(燗)
バナナのような(酢酸イソアニル系の)熟した果実の香りと熟成香が一体となった立ち香。
カラメル、バニラのような甘い含み香。
味わいにもやさしい甘さがあって、フィニッシュに軽いニガみのアクセント。
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戸田 明子
(日本酒肉研究所 ITTEKI 所長)(冷や)
香り立ちはほのか。温度を少し上げた方がより円みを帯びそう。
一杯だけというより飲み飽きせずずっと飲みたいタイプ。とてもなめらか。
まったりとしたあん肝や白子豆腐などと合わせてみたい。
(燗)
炊きたての米の香りが立ちあがり ほのかにナッツ香も。酸が適度に引きしめ、口に広がる甘味やうま味がすっと消えるきれいなアフター。ついつい飲み続けたくなる酒。
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山内 祐治
(湯島天神下 すし初 四代目 / 第1回J.S.A. SAKE DIPLOMAコンクール優勝)(冷や)
炊いた米のような馥郁たる香り。
旨苦さと液体そのもののなめらかさが拮抗している。
更によくなるポテンシャルを秘める。燗でなめらかに。盃でもよい
(燗)
穀物のやさしいふくらみのある含み香とメープルシロップの香ばしさの片鱗を感じさせる。
甘さと旨味苦味のバランスが取れ、ソフトな印象とボリューム感で余韻へ向かっていく。
魚介類のてんぷらをツユで、おろしと生姜もつけて。
蔵元紹介


神亀酒造
「一升の酒、一生飲んでいただけるお酒を一生懸命提供する」
1848年創業、1987年より全量純米蔵となる。
とにかくいい酒ってなんだ?ということを考えて挑戦し続けた蔵。最終的に到達したのが純米酒です。その後も、純米の中でどういうお酒がいいお酒なのかということを自身に問いただしながら自らの完成形を追い求めて醸造を心がけている蔵です。