


品評会仕様の大吟醸を、洞窟で長期貯蔵。まろやかでありながら複雑さを持つお酒。2023年度初回テースティングで、複数のテイスターから最高クラスの評価を受けた、熟と燗 3グラスアワードのお酒です。
熟露枯 大吟醸10年以上
ヴィンテージ(醸造) | - |
熟成年数 | 10年以上 |
- 10年以上(熟成)
- 5000円~10000円未満
- 食後酒
- 食中酒(前菜以降)
- 薄黄、薄緑
- すべての商品
- ノンヴィンテージ
- 醸造元:島崎酒造
- アルコール度数:17度
- 容量:720ml
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【20歳未満の飲酒は法律で禁じられています】
昭和45年(1970年)より品評会用の大吟醸酒の貯蔵を開始した栃木 島崎酒造。
夏期15℃、冬期5℃、年間平均10℃の過熟にならない温度帯を維持する自然の洞窟(※)を活用した熟成法が、上品で繊細かつ複雑な香味の大吟醸長期熟成酒をつくりあげます。
まろやかなテクスチャーと上品で長い余韻が特徴で、お酒だけでも十二分に楽しめますが、
味のしっかりとしたお料理とも。
※洞窟貯蔵庫とは、第二次世界大戦末期に戦車を製造するために山の中腹を掘ってつくられた工場跡地。
8本の洞窟が交差する全長600mの空間に短期熟成から長期熟成まで約10万本のお酒が世界の優れたワインカーブと類似する環境下にて熟成中。
- おすすめの飲み方
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- 保管方法
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試飲チームの評価
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上野 伸弘
(熟と燗 バーマスター / 刻SAKE協会 常任理事)吟醸熟成特有の甘やかな杏子や白い花をイメージさせる香り。飲み口で口中に甘さが広がり、後に旨味が後押ししてくる、綺麗な仕上がりながらグラマラスな味わいも持ち合わせる。余韻は長くお酒単体でも十分楽しませてくれる。
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石渡 英和
(元国税局主任鑑定官)淡い山吹色。上立ちに軽いカラメルの香り。
含み香に(カラメル的な)ソトロンの甘さとチョコ、ナッツのニュアンス。
味わいはドライフルーツのような熟れた甘み、上品に消える余韻。 -
戸田 明子
(日本酒肉研究所 ITTEKI 所長)ナッツ、ドライいちじく、花のようなエレガントな香りも。
口に入るとなめらかで、甘やかさが舌に広がり とろけるようなテクスチャー。
後半はほんのりビターさと軽い酸が、バランスを取り引き締めている。
食中というよりも お酒単体でうっとりできる。 -
山内 祐治
(湯島天神下 すし初 四代目 / 第1回J.S.A. SAKE DIPLOMAコンクール優勝)香ばしくも、いきすぎないふくらみのあるクリーミーさ。
カスタードクリームのようなふくらみのある味わい。
余韻の長さも、ふくらみと品の良さを感じる。
蔵元紹介


島崎酒造
1849年創業、2代熊吉が無類の相撲好きであったことから酒銘を「東力士」と命名。以来「取り組みで負けぬ銘酒や東力士」をモットーにお米の旨みを十分に引き出したしっかりとした旨口酒を造り続ける。また1970年から日本酒の長期熟成への取り組みを開始し現在まで1年も欠けることなく各年の大吟醸を保有している。自然の洞窟を熟成庫として活用し特異かつ恵まれた自然の貯蔵環境によるあらたな日本酒の味わいづくりへのチャレンジをすすめている。
熟成酒に取り組み始めた経緯は、5代目利雄が1970年より当時の鑑評会用の吟醸酒の貯蔵をスタート。出品用に仕込んでいたがまだ市場ニーズがなくブレンド処理などにまわしていたものをこの年から毎年同酒質のものを蔵内タンク等で囲い始めた。1978年に口切、業界関係者にお披露目したところ高評価を得ることとなり、確信をもって本格的に古酒づくりに取組現在に至る。工場敷地内に地下貯蔵庫を設け安定した熟成環境を確保するなどして取組を強化してきた。平成11年には地元に残る巨大な軍需工場跡地の洞窟を新たな熟成庫として活用し独自の味わいづくりをすすめている。