
他に類のない個性。飲むビネガーを思わせる。程良い渋みと旨みが備わり、さまざまな香りの複合と合わさって食を欲する。
舞美人 2020年醸造 純米吟醸古酒
ヴィンテージ(醸造) | 2020 |
熟成年数 | 5年 |
- 2010年代以降
- 5000円未満
- 5年以上~10年未満(熟成)
- すべての商品
- 薄黄、薄緑
- 食中酒(前菜以降)
- 醸造元:美川酒造場
- アルコール度数:17度
- 容量:720ml
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【20歳未満の飲酒は法律で禁じられています】
一年を通して温度変化の少ない酒蔵内タンクで、搾りたて直後から長期常温熟成をしました。
まろやかな酸味と辛口ながらふくらみのある味わいと旨味が美味しいお酒です。
洋食および肉料理全般、オイルを使った料理まで、しっかりと引き立ててくれます。
蔵元さん曰く:
“地元の農家さんから、ピロール農法※で作ったお米からお酒を造りたいという依頼を受け、醸したお酒となっております。
ワイングラスで飲むのがおすすめです。“
※ピロール農法
ピロール農法は、光合成を行うラン藻を土の中に繁茂させ、そのラン藻が二酸化炭素を吸収して酸素を土の中に産み出すことで、「酸素欠乏」という問題点を克服した農法です。
土が本来もっている力を増幅し、毒素を分解しおいしい農作物をつくる為、土にピロール資材と呼ばれる有機物の肥料を混ぜるという特別な栽培方法です。
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試飲チームの評価
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石渡 英和
(元国税局主任鑑定官)(冷や)
淡い山吹色。
乳酸、揮発酸、軽快。シブみ。つけもののような和風の香りかと思えば、オレンジワインのような印象もあり、次々に違った表情を見せる。
味わいには、ニガみのエッジあり、カカオのニュアンス。
香味のギャップは特筆すべき。唯一無二。
(燗)
つけもののような発酵臭。麹が焦げたようで、古い書庫にいるような郷愁を感じさせる。
複雑な味わい、洋酒系のニュアンスも強い。冷やよりも旨みが増幅する。
チョコ、ビター、オレンジワイン、シェリー、実に多様な香りが広がり面白い。
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戸田 明子
(日本酒肉研究所 ITTEKI 所長)(冷や)
郷愁溢れるというか、心落ち着く香り。家の糠漬けのぬか床、納屋を連想させる。
シルキーで雑味は感じられず、アフターすっきり。口に含むとそんなにクセもなく
お酒なのに「なんだか体に良さそう」「デトックスできそう」という印象。旨みの余韻が長い。発酵食品と合わせて。ハマる人はハマるお酒。
(燗)
日本酒じゃないような香りがする。ポリバルーンのようなツンとした香りが時間とともにチェリーのように変化していく。木香も強く 納屋に置いた漬物樽のような香りも。味もまさにおいしい野沢菜の古漬のような、深い旨みを持った酸味がある。どんどん色々な表情や香りが出てくるのが興味深い。
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山内 祐治
(湯島天神下 すし初 四代目 / 第1回J.S.A. SAKE DIPLOMAコンクール優勝)(冷や)
柴漬け、バナナチップ、カンスイ、昆布の佃煮の印象。ただ、口に含むと意外や意外、ブルゴーニュのアリゴテやシャルドネを彷彿とさせる樽っぽさ
他にはない個性と、ふくらみ、複雑さ。
一瞬立ち位置を失いかけるほどのインパクト。
(燗)
オーク樽を彷彿とさせるバランスがありながら、温めてふくらみ、うまみを持つ、稀有なお燗酒。
沢庵の印象がありつつ、樽のニュアンスのある白ワインのベールが纏える。想像力を掻き立てるという意味でも、唯一感があるお酒。
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Christopher Hughes
(WSET Sake Educator)(冷や)
Very youthful fruit nose with notes of white peach, grape and passion fruits. Grapefruit-like acidity is sharp but refreshing and creates a cleaner silhouette. Whisky notes on the finish. This koshu knows it's not like the rest but it doesn't care.
(燗)
Pronounced herbacious, spice aroma like kirsch, and umeshu. Cumquat, aniseed. Incredibly, smooth, silky rounded with an incredibly complex flavour profile. Super long finish with notes of liqourice.
蔵元紹介


美川酒造場
1887年(明治20年)創業、現在6代目蔵元 美川欽哉が代表として経営しています。今年で135年目を迎えます。酒蔵の場所である福井市小稲津町は、福井市の南東部に位置した田園地帯で、東部に足羽川、北部に福井県立図書館、南部に北陸自動車道福井インターがあり、JR福井駅からも車で15分という、風光明媚でしかも交通機関も便利な所です。
創業前は、稲作農家の地主であったため、収穫されたお米と豊富な地下水を利用してお酒造りを始めたことが、今に受け継がれています。今現在も、酒造業では全国的にも珍しい自社田があり、地元の契約農家様と計画を立てながら、酒米である山田錦や五百万石の品種を作付して、原料米全体の約30%を自社田で賄っており、将来は日本酒のテロワールを確立していきたいと考えています。